【 蔵 王 2 】

1841m(熊野岳)


2021_09_07    累積登降差 : +538m -538m     歩行距離 : 10.9km     所要時間 : 7時間12分


[刈田頂上P]08:00→08:36[登路3分岐]→08:45[熊野岳十字路]→08:55[熊野岳Δ]→09:34[ワサ小屋跡]→10:00[地蔵岳]10:15→10:32[地蔵尊]→10:45[三宝荒神山]→11:00[地蔵尊]11:16→11:38[地蔵岳]→12:05[ワサ小屋跡]→12:44[熊野岳十字路]→12:50[熊野岳東端]→13:02[登路3分岐]→13:55[刈田嶺神社]→14:05[刈田頂上P]14:14 »»» 14:20[刈田P]14:23→14:27[御田ノ神入口]→14:47[御田ノ神]→15:06[御田ノ神入口]→15:12[刈田P]
国土地理院地形図

★ 今日の目的は「ザオウアザミ(蔵王薊)」。8月中に来たかったが、毎日天気が悪く、たまに晴れた日も猛暑で行き逸れて、遂に9月になってしまった。新型コロナがあるので外に出るのを躊躇い勝ちなのも一因。
★ 当初、下の刈田駐車場から登山道を登るつもりだったが、ガスが濃いのでハイラインを使ってしまい、朝7時40分頃刈田岳駐車場に着いた。上空は晴れているが、稜線に厚い雲が掛かっている状態なのは分かっているので、身支度して、少し様子を見て8時に濃いガスの中を出発した。 ※ ハイラインは17:00~7:30は無料。ギリギリで料金(550円)を収めさせて頂いた。
★ まだ9月上旬なのに馬ノ背は寒かった。さすがに半袖はダメだろうと長袖を持って来たが、ウィンドブレーカは持って来なかった。長袖の上に半袖を着て、更に薄い長袖をもう一枚重ね着した。それでも寒い。晴れれば良いが、このままガスが晴れなければ・・・、ふと、立山の遭難(1989年)を思い出した。秋の山は怖い。真夏なら稜線で夜を越せても、この時期なら恐らく死ぬだろう。「まだ9月」ではなく、「もう9月」なのだと改めて準備不足を戒めた。
★ 熊野岳の東西に長い稜線に出ると、厚いガスは徐々に晴れて青空が見えて来た。秋の高い空だ。先ず熊野神社(蔵王山神社)に参拝し、そこから真っすぐゴロ岩を縫って地蔵岳との鞍部(ワサ小屋跡)に降る。ここで道は分かれる。左折してイロハ沼に降る道は、記憶が正しければ1970年にサンダル履きで登った道だが、今日は直進して地蔵岳を越えて三宝荒神山まで行く。その辺にザオウアザミが咲いていると思われる。
★ ザオウアザミは地蔵岳の北面に咲いていた。9月ではさすがに盛りを過ぎていたが、これがザオウアザミだと確認できた。2018年に中丸山コースで熊野岳に登った時見たのはザオウアザミだったとの確認も出来た。アザミでは他にナンブアザミ、オニアザミも咲いていた。
蔵王の地蔵尊が思ったより小さいのは意外だった。初めて見た訳ではなかったのだが・・・。
★ 帰りがけに御田ノ神湿原に寄った。イワショウブの実が真っ赤に色付き、エゾオヤマリンドウが花盛り、草紅葉は始まったばかりの状況。木道で写真を撮っていてよろめき、敷設されたロープの金属製支柱で膝の側面を引掻き、「名誉の負傷」を負った。木道なのに何故ロープを張る必要があるのか、前から疑問だった。更に、この金属製の支柱は頭部がブツ切りで、謂わば凶器の様な状態。なぜこんな支柱を使うのか甚だ疑問だ。管理者は山形県庁環境エネルギー部緑自然課らしい。同課とは色々あったので、どうしたものか、悩む。