【 葉 山 ( 撤 退 ) 】
646m (最高地点)
2022_05_24 累積登降差 : +261m -261m 歩行距離 : 5.9km 所要時間 : 3時間07分
[林道途中P]07:15→07:55[登山口]→08:14[乙女ノ渓流(撤退)]08:25→08:35[林道]→08:55[林道途中(戻)]→09:28[登山口]→10:22[林道途中P]
★ 今回も乙女ノ渓流で撤退となった。2019年5月27日も乙女ノ渓流で撤退している。その時は水量が多く、とても渡れないと判断し撤退した。その後6月4日には再トライして、烏帽子岩まで登れたが、残雪も新緑も期待に沿うものではなかった。
★ 今回の乙女ノ渓流は何とか渡れる水量と判断した。だが、ここで昨年の湯殿山(石跳川)での帰りを思い出した。往路では水量が少なかったが、この時期の晴天の日は、日中の強烈な日差しで残雪が解けて、午後には水量が倍以上にもなる事を知ったのだった。だから今は渡れても帰り(15時頃)の乙女ノ渓流は増水して渡れないかも知れないと思った。また、今年は残雪が例年より多く、烏帽子岩下の巻道はまだ雪に覆われている気がした。だから、ここで撤退とした(去年の経験が無ければ行っていただろう)。
★ 今回撤退したと言う事は、次は来年となり、1年待たなければならなくなる。目的の「葉山内壁の残雪と新緑」は今でなければならず、6月では遅いのだ。残雪は在ってもブナの新緑が終わってしまうからだ。しかも、新緑に直射日光が当たっていないとその輝きが出ないので、その条件を満たす日は、今月はもう無いであろう。来年に期待するしかない。
★ 仕方が無いので、山ノ内林道を上流に登る事にした。やはり例年より残雪が多く、林道終点までは行けずに引き返した。オオバミゾホオズキの群生が在るのだが、全く花は咲いていなかった。帰り道は山菜を採りながら降った。
★ ガレた斜面で地中に埋もれたウド(独活)を見付けた。毎年雪崩等で崩れる斜面のため、根が地中深くになり、茎の大部分が土に埋もれて、地上に僅かに茎の先端が出ているものを我々は「ウド」と呼ぶ。昔、御所山で採ったものは全長50cm程の内、地中に45cm程埋もれて真っ白い茎の物だった。急傾斜のガレ地で土を掘るのに大変な思いをするのがウド採りである。今回のはそこ迄は行かないが、合格品であった。
★ 下山後、大高根山の写真を撮りに自衛隊大高根演習場方向に行ってみた。詳しくは知らないが、大高根演習場は戦後間もなく米軍の実弾演習場となり、進駐軍がそこを着弾地として砲撃をしたらしい。砲座が何処かは知らないが、白鳥など戸沢地区は「砲弾下の村」として知られていて、そんな状況が10年も続いた。神町に進駐軍が居た頃の、今は昔の話。私は進駐軍の記憶はない。
★ 誰か、乙女ノ渓流でも本流でも良いが、安全に渡れて尾根に取り付ける手立てを考えてくれないだろうか。