【 地 蔵 盛 山 】

440m (地蔵倉)


2022_05_24    累積登降差 : +80m -80m     歩行距離 : 0.7km     所要時間 : 35分


[地蔵倉参道口]12:55→13:10【 地蔵倉 】13:15→13:30[地蔵倉参道口]
国土地理院地形図

★ 今日は葉山登山を断念したので、残り時間で「やまがた百名山」の写真撮りしたのだが、この際わざわざ行く事も無いであろう地蔵盛山(地蔵倉)に行った。
★ 記録に依ると、肘折に来るのは2010年にカルデラ温泉館に来て以来だ。あの頃は毎週の様に各地の温泉に行っていたが、東日本大震災で行かなくなってしまった。肘折では肘折いでゆ館かカルデラ温泉館が多かったが上の湯にも行った。肘折は山深い豪雪地に在るが、真冬でも除雪は完璧だったのを覚えている。昔は山形から肘折行のバスがあった程、肘折温泉湯治は人気だった。
★ 最初、湯の台牧場の東から地蔵盛山がどれなのか眺めてみたが良く分からなかった。地蔵倉については肘折温泉開湯縁起として聞いてはいたが、何処に在るかは知らなかった。WEBで調べると、肘折に降る十字路を左折(国道458号線)してすぐの場所なのが分かった。地蔵倉の参拝道階段までで国道は通行止なので、路上駐車して登る事にした。
★ 山という程のものではないので、普通の靴で、カメラと水のみ持って登った。途中から断崖となり西側の展望が開け、肘折カルデラと虚空蔵山塊東部が見渡せた。肘折温泉街は手前の台地の陰で見えない。目の前にある三角山(552m)は、何故か地理院地図の縮小図で赤▲で表示される、肘折火山を代表する山なのだろう。月山はその陰になり見えなかった。
★ 参道の最奥にある奥の院まで行くと、すぐ上空にハヤブサが鳴きながら旋回していた。多分、奥の院の先の岩壁に巣があるのだろうか、巣に近づく人間を上空から威嚇していると思われた。チョウゲンボウはよく見るがハヤブサは珍しい。奥の院に参拝し、写真を撮って下山した。
★ 下山後、肘折温泉街に寄った。国道から温泉街に降る道は新しいループ橋になっていた。何年か前、土砂崩れで道路が全壊したので新しく作ったものだ。上の湯と旧肘折郵便局の写真を撮り、土産店に寄った。『20年振りに来た』と私が言うと、店主は『肘折は変わったでしょう』と言うので『20年前と全然変わりない』と返した。
★ 肘折に行く時はほゞ赤松地区を通るが、どうしても1974年に起きた土砂崩れの崩壊痕を見てしまう。今でも地理院地図にはっきり描かれている崩壊痕だが、今回は樹木が成長して、あまり崩壊地形が分からなくなっていた。そう言えば、途中の大浦の東に東北珪砂の作業場が在るが、昔、自分の車が止まってしまって助けてもらった事がある。何で止まってしまったのかは思い出せない。