★ 白鷹丘陵で登った事がある山は一つも無い。強いて挙げれば鳥海山（531m）に車で行った事位だろう。最高峰は白鷹山だが、虚空蔵様への参拝感が強く、登山対象感は薄い。次に標高が高いのが今回登った西黒森山で、最近登山道が出来たという事は、あまり手付かずの山だろうと思い登る事とした。

★ 地理院地図には登山道が記されていないので、WEBでルートを探したら、見付かったルートは手前の812m峰に登り、ずーっと稜線を行くものだった。その場合標高120m（往復で240m）程のアップダウンがある事になるので、けっこうキビシイ事になる。

★ 実際に行ってみると、狐越からの山道は812m峰を巻く、杉植林内の殆ど平坦な道だった。この道は林業の管理道に見えた。20分程で812m峰と西黒森山の鞍部に出た。立派な馬頭観音碑がある、と言う事は、ここは昔の狐越だったのかも知れない。

★ 馬頭観音碑からは雑木林の道となった。これが新しく拓かれた道なのだろう。30分余りで西黒森山山頂に着いた。山頂からは東から北側が開けていて、作谷沢地区が俯瞰出来た。薄曇りの天候だったので、遠くの山々は殆ど見えなかった。なお、作谷沢とは北作、畑谷、簗沢の一字をとって名付けられた村名で、今は山辺町に属している。昔、中体連で何処にあるのか分からない中学校が作谷沢中と田麦野中だった（中中学校は記憶にない）。

★ 帰りに琵琶沼に寄った。ヒメカイウが咲いていると思ったのだが、殆ど咲いていなかった。果たして何時頃咲くのだろうかえ。