【 最 上 カ ゴ 】

1270m(仙台カゴ) 1224m(最上カゴ)


2022_07_02    累積登降差 : +482m -482m     歩行距離 : 7.5km     所要時間 : 6時間46分


[柳沢林道奥P]08:45→09:26[粟畑十字路]→09:45[仙台カゴ前水場]09:50→10:34 【 仙台カゴ 】 10:39→11:22[仙台カゴ前水場]11:30→11:48[粟畑十字路]→12:50[最上カゴ巻道]12:58→13:08 【 最上カゴ 】 13:34→13:40[最上カゴ巻道]13:50→14:50[粟畑十字路]→15:31[柳沢林道奥P]
国土地理院地形図

★ 今日は仙台カゴと最上カゴの植物観察。前回最上カゴに登った時(2019/10/28)にミヤマクワガタのロゼットを見付け、花が咲くのは今頃かと、同じような環境の仙台カゴとともに行ってみた。残念ながらミヤマクワガタの花は終わっていたが、普通の山では見られない岩山特有の植物が見られた。
★ 今日は土曜日なので登山口駐車場が混むのが予想された。案の定、既に10台が駐車していたが何とか停める事が出来た。ナンバープレートを見ると9台が県外車、うち宮城県が8台、山形は2台のみだった。仙台から宮城県側の登山口へのアプローチは、結構面倒くさいのだろう。
★ 仙台カゴにはちゃんとした?登山道があるが、問題は最上カゴ。道形は全く無い灌木帯の密藪漕ぎ、しかも転がる様な急斜面を30m程登る。前回登った時は登り口から少し右上にある岩棚(御所山の展望台)から上に登り、最上カゴ頂上と北コブの間に出たのだが、今回は貼られていた赤布に従い左側から直接頂上に至るコースを登った。誰が赤布を貼ったのか知らないが、藪が猛烈に濃く、足を抜き差しして掻き分けるのが非常に困難なルートだった。前回登った右側ルートの方が楽だった気がする。
★ 最上カゴ頂上が目的地ではない。そこから南(西?)に30m程だろうか、これまた密藪を漕いで岩壁の上に出なければならない。殆ど平坦な稜線(斜面は急)なのだが、そこにはクロヅル(黒蔓)が蔓延っていて藪漕ぎを妨げる。上半身が抜けても下半身が抜けずに戻る事もある。5、6分悪戦苦闘の末、岩壁の上に出る事が出来た。
★ 仙台カゴは然程のものは無かったが、最上カゴには色々在った。現地で分かったのはイブキジャコウソウ位だったが、後で写真で調べるとキリンソウ、ミヤママンネングサ、ヤマスカシユリ、キバナカワラマツバなど、全く知らなかった花々が咲いていて驚いた。残念ながらミヤマクワガタは花が終わっていた。ただ一つ、セリ科の花なのだが、種の特定に悩むものが在った。前回も葉を見たのだが、ミヤマウイキョウにしてはまともな葉で、うーん、何だろう。 後で県立博物館に問い合わせた所、イブキボウフウ(伊吹防風)と分かった。
★ 暑い夏は登山口標高が1000m未満は登らない様にしている。今日は全行程が1000m以上あるが、それでも暑い。過去に7、8月に御所山系に登った事は無い。花の観察という目的でなければ、この時期は面白味に欠ける。やはり御所山系は秋が良い。
★ 山行の数日後から腕が炎症を起こした。皮膚が膿んで表皮が浮き上がる程の症状となり、その後1ヶ月以上山には行けない日々を送る事となった。これ程ひどい症状は漆負けかと思ったが、漆に触れた記憶が無かった。ところが今回の写真を編集していると、最上カゴの猛烈な藪漕ぎ場所に漆が写っていた。そこで漆に触れたのは間違いないだろう。半袖で藪漕ぎは山を舐めていた。猛省。