【 西 吾 妻 】

1950m (人形石)


2022_10_21    累積登降差 : +346m -346m     歩行距離 : 6.6km     所要時間 : 6時間42分


08:23《ロープウェイ》08:28→08:38《リフト*3》09:16[リフト前ベンチ]09:21→09:40[かもしか展望台]→09:57[西吾妻山分岐]→10:12[人形石]→10:53[いろは沼]→11:18 【 藤十郎 】 11:38→12:05[いろは沼]→13:00[人形石]13:15→13:45《リフト*3》14:31→15:00《ロープウェイ》15:05
国土地理院地形図

★ 表題は「西吾妻」である。西吾妻山域を歩いたが、西吾妻山(2035m)には登っていないからだ。当初計画では東大巓まで行く予定だったが、行った場合、リフト最終の15:40にはギリギリになりそうだし、日差しも弱くなり写真には不利なので藤十郎で引き返す事とした。なお、藤十郎とは山の名前でなく大平温泉への分岐が在る場所の名前だった。
★ 西吾妻に登ったのは30年以上前、ロープウェイとリフトで登り中大巓を一周しただけだったが、人形石からリフトに戻るつもりが、東大巓の方に行ってしまい、途中気付いて引き返した記憶がある。更に古く1970年頃、梵天岩、天狗岩まで行き、若女平を降ろうとしたが、道がはっきりしないのでリフトで降った事がある。
★ 吾妻連峰に限らず、県南の山は、飯豊・朝日を除いて殆ど登山の対象にして来なかった、と言うか、関心が薄かった。米沢の方面は、大峠を越えて尾瀬や流石山、更に遠く谷川岳などへの通過点になっていた。反省して今年は県南の山を攻めようと思い、最初は東大巓を狙った次第。
★ 吾妻連峰は標高1800mを越えるエリアが月山、鳥海山を遥かに超え、飯豊連峰をも凌ぐ程広い。その東半分は荒々しい谷と活火山の山域だが、西半分は高層湿原と池塘が点在する高原状の山域。そんな広大な湿原を眺めながらの高原漫歩は登降量が少く、足への負荷が少いので年配者には良いコースだ。ただし、リフトの最終時間があるので余り遠くには行けない。ロープウェイ・リフトを使わないとすれば、この山は凄くハードな山となる。
★ 今日は天気が良く遠くの山々が見渡せた。月山、鳥海山は冠雪していた。飯豊山は冠雪していなかったが、今日歩いた道でも雪が見られたので、飯豊山にも降雪はあっただろう。更に南西では川内山塊、御神楽岳、守門岳、浅草岳、毛猛山、魚沼三山、荒沢岳、南には那須連峰、三倉山塊、日光連山、郡山市の左奥に蓬田岳の三角も見えた。本宮の柏屋のソースかつ丼を思い出す。2019年の台風19号で被害があったらしい。
★ 帰り道、人形石からロープウェイ下まで岐阜県から来たと言う人と一緒に下った。昨日は確か大朝日岳に登ったらしい。車で一人で全国を回って山に登る旅をしているのだろう。『東北地方で一番魅力的な山は焼石岳』と私見を述べたが、まだ行った事がないらしい。是非訪ねて欲しい。
★ 吾妻連峰登山は30数年振りだが、麓の温泉には2000年前後に良く行っていた。五色、滑川、姥湯、大平、白布、新高湯。特に好きだったのは小野川の尼湯。とにかく熱い湯だったが、近年うめて温くする風潮が在るのが気に入らない。うめるな、バカヤロー!