【 二 ツ 森 】
女山:695m 男山:742m
2022_11_09 累積登降差 : +452m -452m 歩行距離 : 2.9km 所要時間 : 3時間24分
[牧場奥P]09:32→10:12[男女のコル]10:18→10:32【 女山(南峰) 】 10:39→10:56[男女のコル]→11:27【 男山(北峰)Δ 】 11:45→12:08[男女のコル]→12:56[牧場奥P]
★ 尾花沢から国道347号線を鍋越峠に向かうと、母袋集落の裏手に二ツ森が見える。翁山塊の南端と言った方が分かり易いかも知れない。これ迄あまり良い写真が無かったので登る事とした。
★ 登山口までは牧場の中を通る。通れる時間に制限があるので要注意だ。登山口手前に広い駐車スペースがあるが、行ったら先着者が尾花沢消防署員で、今日は山岳遭難救助の訓練なのだろう。私と前後しながら男女のコルまで登り、彼等はそこで訓練を繰り広げた。私は女山(南峰)に登り始めた。
★ 今日は風が強い。と言うか、男女のコルを始め、この山は風の通り道で何時も強風が吹いているようだ。女山への登りは急な直登のうえ手掛かりが無く、そこに強風なので転落が不安になった。降りは尚更怖かった。
★ 女山山頂は風衝地で展望が抜群。西に丹生川流域の平野部から葉山、月山、天気が良ければ朝日や飯豊も見えるだろう。南は船形連峰で、荒神山塊前森(968m)の異様な鋭さが目立った。更に東には加美富士薬莱山とその先に大崎平野が広がっていた。但し、北側は男山(北峰)などの陰で、黒倉山が僅かに見えるだけだった。
★ 男山は最近登山道が整備されたらしいが、崩落があり、ブナ林内に付替え道が切られていた。こちらも急登だが、ブナ林内なので女山よりは楽である。山頂には三角点があり、ブナ等が刈払されて、西に丹生川流域の平野部が望め、南には先程登った女山山頂が下に見えた。北には吹越山、黒倉山は見えたが、翁山は見えなかった。
★ 下山時、既に消防隊は帰っていた。牧場奥駐車場まで下ると天候は回復し、秋の日差に照らされた二ツ森が美しく輝いていて、何度もカメラのシャッターを切った。
★ 鍋越峠は小野田町、宮崎町、中新田町(何れも現加美町)に繋がっていて、1988年開通の現トンネルが無い頃から何度か通った。峠の少し東に湧水(柳瀞清水)があり、わざわざそれを汲みに出掛けた事もあった。