【 雨 呼 山 】
905m
2022_11_11 累積登降差 : +468m -468m 歩行距離 : 4.5km 所要時間 : 3時間7分
[ジャガラモガラP]11:55→12:19[村雲ノ池]→12:35[奈良沢不動分岐]→12:49[主稜線丁字路]→13:07[龍神ノ池]→13:15[北峰]→13:22 【 雨呼山Δ 】 13:35→13:41[北峰]→13:49[龍神ノ池]→14:06[主稜線丁字路]→14:17[奈良沢不動分岐]→14:29[村雲ノ池]→14:46[ジャガラモガラ分岐]→14:52[ジャガラモガラ]→15:02[ジャガラモガラP]
★ 我が故郷の山であり、幼い頃から遊んだ山である。と言っても、行ったのは石倉山や奈良沢山で、山菜、キノコ採りに良く行った。傘径30cm超の大松茸を採った事もある。石倉不動尊まで行って握り飯を食った後、サワガニを捕って帰って来る事が多かった。石倉集落の先に石が積まれた掘抜井戸があり、正法寺川は涸れていても井戸の底はゴンゴンと水が流れていた。今も在るだろうか。そういう掘抜井戸は立谷川扇状地のあちこちに在って、底には綺麗な水が溜まっていた。
★ 今回はジャガラモガラ近くまで車で行き、そこから登る最短コース。駐車場から暫く林道を歩き、村雲ノ池の少し手前から山道となる。途中、奈良沢不動からの道を合わせて急斜面を登ると、鵜沢山からの主稜戦に乗る(この分岐は下りで見逃し易い)。そこから暫くして、雨乞祈祷の龍神ノ池を過ぎると程なくブナに覆われた山頂部に着く。
★ 山頂部は北峰と南峰があり、三角点の在る南峰が山頂になっているが、Webの地理院地図では北峰の方が高い(911m)。両峰ともブナ林で覆われ展望は無い。900m峰なら普通は山頂部は風衝地なのだが、鬱蒼としたブナ林に覆われているのは珍しい。その辺も雨乞の山の所以なのかも知れない。ハゲ山では誰も雨乞をしようとは思わないだろう。
★ 帰り、ジャガラモガラに寄って来た。随分前に1度行った事がある。秋なので特異植生などは確認できなかったが、木道などよく整備されていた。今回はジャガラモガラ周辺の紅葉が真っ盛りで美しかった。
★ 登路は地図には無いが方々から在る様だ。山寺から若松寺までの縦走コース(奥山駆け)もあり、チャンスがあれば行ってみたいものだ。また、懐かしい石倉不動尊からも登ってみたい。
★ 昔、豊栄村という高擶村、干布村、荒谷が合併した自治体があった。荒谷は山寺村だったが分村して豊栄村に加入した。山寺は山形市に合併したのだが、私には山寺が山形市というのには今でも違和感がある。更に昔、豊栄村の前は石倉山から雨呼山まで、遠く離れた高擶村の山だったのだ。高擶には大地主が多かった。因みに矢野目と藤内新田の間に在る願正壇も高擶である。更に言うと、山形県総合運動公園の南東に「松原」が在るが、昔は芳賀だった。尤も、太古では今の天童市は全部芳賀だったが。
★ ところで、かつて石倉集落に灯台の様な火の見櫓が在った。石倉のランドマークだったが、何時頃からか無くなってしまった。Webでその写真が無いか探したが、見付けられなかった。1960年代、石倉集落最奥のお宅にバイクを置かせて貰っていたが、その家は今も変わりなく在る。