★ 中学生の頃（1960年代）、水晶山は水晶が採れるというので生徒間では有名だった。私は行った事は無かったが、行った人は参道口まで自転車で行ったのだろう。あの頃はみんな自転車で結構遠くまで遠征していたものだ。水晶山まで片道10km以上あったし、奥山寺の遊仙峡や山辺中学校も10km超だが苦にもせず自転車だった。子供だけでなく、高校生や大人も通学・通勤は毎日10km超を自転車だった。

★ 水晶山は初めてだが、立派な参道が長く延びた古くからの信仰の山だと分かった。これ程の信仰の名残がある山は、山寺、羽黒山は別格として、金峯山や亀岡文殊などとは十分太刀打ち出来ると思う。ただし門前町は無い。

★ 山頂には参道に負けないくらい立派な社殿、奥ノ院が建っている。更にその裏が聖地になっていて、何やら注連縄が巻かれた神聖な磐座（いわくら）が在る。また「御室」と呼ばれる神秘的な竪穴が厳かさを醸し出している。

★ 帰りは裏コースの猪野沢に下りようと思ったが、道が険しそうだったので往路を戻った。Webに依れば市境の尾根の道もあり、天狗岩などの岩が在るらしい。猪野沢には昔、蕎麦を食いに行った事がある。