【 猪 鼻 山 】
343m(三角点「中里」)
2024_05_26 累積登降差 : +239m -204m 歩行距離 : 8.0km 所要時間 : 2時間41分
[楯山駅]13:05→13:16[風間ガード]→13:38[二本堂丁字路]→13:45[鳥居:登山口]→13:52[稲荷神社]→14:22[山頂:祠]→14:28【 三角点「中里」 】→14:37[山頂:祠]→15:03[稲荷神社]→15:06[鳥居:登山口]→15:16[二本堂丁字路]→15:25[下東山街道踏切]→15:30[高瀬駅]→15:32[宝田踏切]→15:43[下東山街道踏切]→15:46[高瀬駅]
★ 大岡山に登って気になっていた「高瀬の三角山」。猪鼻山(いのはやま)と言うらしい。猪鼻山には登ったのだが、今回の記事は、どちらかと言うと楯山駅から高瀬駅に至る二口街道に重点を置いているので、二口街道の歴史的な趣きを味わって欲しい写真集となっている。
★ 山形市の二口橋(1960年代は木橋だった気がする)を渡り、馬見ヶ崎川沿いの北進道と大野目新道(ときめき通り)の間の一方通行の細い道(北京料理「竜馬」が在る)が古くからの二口街道。その先は落合を通って大野目温泉近くの八貫橋を渡る。そこからは流通センターや山形北I.C.で道は失われたが、風間の旧道で復活する。
★ 今回はその風間(楯山駅)から下東山(高瀬駅)迄の道を行く。最近はウォーキングで何度も通っている道だが、驚くのは「蔵」の多さ。中里地区には、ざっと数えて11棟の蔵が見られる。なぜこの地区に旦那衆が多かったのか不思議でならない。農地は然程広くは無いし、林業もどうか。紅花の里や二口街道が関係しているのか。残念ながら私には知識が無い。
★ 更に驚いたのは今回歩いた街道沿いに「十八夜観音」関連の石塔が多数あった事。「十八夜観音」は中山町の岩谷が本山の、所謂「おなかま」の信仰。「おなかま」には私も昔世話になった事があるが、確か切畑だったと思う。何故本山(中山町岩谷)から遠い高瀬楯山地区に「十八夜」が根付いたのか大変不思議に思う。残念ながら私には知識が無い。
★ ところで肝心の猪鼻山だが、稲荷神社から少しの間は不明瞭な道だったが、巻道からは綺麗な雑木林の明瞭な道で、典型的な里山という雰囲気。こういう林相、日当たりだと、9月にはサクラモダシ(サクラシメジ)が出そうに見えた。いや、ホンシメジも出るかも。秋の紅葉や落葉後の冬枯れも楽しめそうだ。
★ 猪鼻山には、戦国時代後期に館(中里館or二本堂館)が在ったらしい。猪鼻山は伊達と最上が対峙する二口峠・二口街道を睨む要衝だったのだろう。残念ながら私には知識が無い。