★ 秋も深まり、今、里山が紅葉の盛り。そこで今年登った楯山・高瀬地区の山に行ってみる事にした（大岡山→猪鼻山→大森山）。この地区は例によって「電車で登山」で、楯山駅からスタートして、高瀬駅に戻るルート。

★ 先ず風間口から大岡山を目指した。何時もは「やまつつじコース」だが、今回は薬師堂、山神神社を通る「風間山コース」を行った。しかし朝はガスに覆われていて、展望は得られなかった。その後、小菰石山では晴れ上がり良い写真が撮れたが、思った以上に時間がかかり大岡山は諦めて七曲峠から猪鼻山に向かった。途中には「山形馬事センター」が在り、乗馬する姿が見られた。

★ 次の猪鼻山に登ると小菰石山とは植生が若干違うのが分かる。小菰石山は基本、赤松山で雑木は少いものの種類が多い。一方、猪鼻山はナラ類の山で、特にクヌギが多いのに気が付いた。クヌギはこれ迄あまり見た事が無かった、と言うより、ミズナラは分かるが、コナラ、クヌギ、クリなどの違いが、幹や葉からはイマイチ分かっていなかった。今でも良く分かっていないので、今度行った時、よく確かめてみたい。

★ 最後は大森山。昔、大森山はもっと太った山だったが、北面が削られて瘦せ細ってしまった。だが今回の山道を登る限りそれに気付く事は無い。一ヶ所、直登から巻道に右折するところに左側に行く道が塞がれている様だったが、太子神社からか北面からか登る道が在ったのかも知れない。なお、大森山ではクヌギは僅かしか見なかったと思ったが、落葉の写真を見るとはっきり断定できない葉が多く、次回はもっと植生を観察してみたい。

★ 帰りの高瀬駅で山形行電車を待っていると、見知らぬ列車が仙台方向に通過して行った。帰って調べたら　「いろどりSATONO」という山形仙台間の観光列車だった。ハイブリッド気動車なので石巻行とかもあれば面白そう。昔、仙台新潟間の「急行あさひ」が在ったのを思い出した。