【 甑 岳 】
1004m(山頂広場)
2025_06_07 累積登降差 : +872m -872m 歩行距離 : 8.8km 所要時間 : 6時間51分
[東沢公園P]07:53→08:48[跳木場]→09:32[馬立沼分岐]→10:11[栗林]→10:25[稜線に出る]→11:11[徳内坂下]→11:36 【山頂広場】 11:48→12:43[稜線から分岐]→12:55[栗林]→13:21[馬立沼分岐]→13:58[跳木場]→14:44[東沢公園P]
★ 甑岳から撮りたいのは、徳内坂から展望する「青々とした水田と残雪の朝日連峰」の絵。その条件は、「青々とした水田」は6月中旬以降、「残雪の朝日連峰」は5月中だろう。よって両立する時期は無いのだが、妥協策として中間の6月7日に登る事にした。
★ 時期以外の条件として、大気が澄んでいて「残雪の朝日連峰」が綺麗に見えている必要がある。東沢公園に駐車して幕井貯水池まで歩いて来ると、正にその条件に十分な天気で、「これは期待出来るかも」と思って歩を進めた。
★ その先は薄暗い樹林帯となり空模様の推移は分からない。2時間強歩き甑岳南陵に出て初めてその後の空模様が分かるのだが、幕井貯水池ではあれ程綺麗に見えていた朝日連峰はモヤで霞んで、目論んだ絵は無理な状態になっていた。
★ 徳内坂を登ると「青々とした水田」の状況が良く分かる様になる。思った通り、水田はまだ稲が育っておらず、殆ど水面が見えている状態。やはり6月中旬以降にならないと「青々とした水田」は無理の様だ。ただし、朝日連峰の残雪量は十分であった。
★ 結論的には、「青々とした水田」を取るか、「残雪の朝日連峰」を取るかになる。加えて、大気が澄んでいる時期を考えると、早い時期も遅い時期も長短があるが、次回は6月15日~20日に、8時頃には稜線に着く様に登りたい(6時20分頃跳木場発)。
★ さて、8年振りの甑岳だが、甑岳の魅力は村山盆地に半島の様に突き出したその位置から来る展望の良さが一番。鳥海山、月山、朝日連峰、飯豊連峰、吾妻連峰、蔵王連峰の深田百名山や、船形連峰の御所山や黒伏山塊、面白山から山形神室に至る二口山塊などの壮大なパノラマが見られる。だが今回はモヤって良く見えなかったのが残念。次回に期待。