★ 今年は猛暑で秋の訪れが遅い。山形市から周囲の山を見渡しても、10月になっても紅葉が進んでいる様には見えない。本格的紅葉の前に足慣らしで「午後からゆっくり登山」のハマグリ山に登った。

★ 笹谷峠の駐車場は、特に土日は朝から大賑わいで、駐車場から溢れて国道の屈曲部などに停めざるを得ない状況。今日は金曜日だが、駐車場は混んでいると思われたので、朝から登った人が下山して帰った13時頃からなら駐車スペースは十分に空いているので「午後から登山」。また、日没が見たい事も「午後から登山」の理由。本当は大関山から見たいが、時間調整が難しく、何時も笹谷峠から見る事になる。

★ 他に午後から登山のメリットは宮城県側が順光になり、仙台市街、仙南地方から、遠く太平洋、牡鹿半島までスキッと見渡せる事。また、山形神室から仙台神室の山並や雁戸山も西日の方が立体的に見えて雄大に感じる。更には、夕暮が迫る時間の山は、他に誰も人が居ない、ある意味「侘び寂び」の世界に浸る事が出来る。

★ 忘れていたが、笹谷峠のセンブリが綺麗に咲いていた。前回（2023年秋）来た時より株数も増えた様だし、花数も多い気がした。宿根草でなく二年草なので、結実しない、発芽しないが命取り、絶滅が心配。でも、笹谷峠では本当に晩秋に発芽するのだろうか。発芽前に雪に埋もれそうな気がするが・・・。そのうち確かめてみたい。

★ 今日の日没は太陽が低い雲に覆われ、あまり良い夕焼け空にはならなかった。それでも朝日連峰の上は黄金色に染まり、夕焼けに包まれる日本海沿岸に思いを馳せさせる輝きが見られた。その時だけは天動説を支持する気持ちになる。